都内から撮るM82 4月19日

また、遠征がしにくい状況になってしまい...仕方ありませんが。

都内でできる憂さ晴らしは限られますが、写りやすそうな表面輝度の高い天体を選びました。

多少の月明かりは、光害に埋もれる都心の空ではあまり気にしていません(笑)

 

M82(不規則銀河 おおぐま座

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M82
2021/4/19 23:00~ 露出600秒×15コマ
VIXEN VC200L(1800mm/F9
Celestron CGEM
CANON EOS Kiss X7i改(ISO3200)
Sightron LPR-N filter
SI8、DN-AIで画像処理(Flat、Dark、Ditherあり)
 
4時間分ほど撮影したのですが、いまいち歩止まりが悪く使えたのは6割ほどでした。
比較的星雲の色はよく出たのではないかと思いますが、星の色が出ません。
撮影条件もあるんでしょうが、画像処理の腕がもっとあれば抵抗できるんでしょうねぇ。

M100 富士山遠征にて 

天候が微妙なのを押し切って、富士山に遠征しました。

雲から逃げ回っていつもの場所では撮影できず、なんとか雲の来ない場所を確保して...

とだいぶ時間を使ってしまったため、撮影できたのは1天体だけでした。

PCの電源コードを間違えておいて来ちゃったため、2台展開できず。

髭剃りのコードでは給電出来ない...

 

M100 (Sc型銀河 かみのけ座)

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<撮影データ>

2021/4/10 23:20~ 露出600秒×15コマ
VIXEN VC200L(1800mm/F9)
CANON EOS Kiss X7i改(ISO3200→800)
Celestron CGEM
フィルター無し
SI8、Denoiz-AIで画像処理(Dark、Flat、Ditherあり)
 
まだ星が丸くないとか、もっと解像するんでは?とか、思うのですが
去年からDSOデビューした自分としては、うれしい仕上がりでした。
少し流れているのはPHD2のパラメーターとかでしょうか...
 
VC200Lもばらして洗浄して光軸修正して...と初めてやったので
まだ光軸も完璧ではないですが、調整前がひどかったので、
今のところ及第点です。すぐ満足できなくなりそうですが。
 
夜露、霜対策もばっちりでした。ほんとに放射冷却だったんですね。

 

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23区から撮るモンキー星雲(NGC2174)

2021/1/20 22:30~ 露出900秒×9コマ(総露出時間2時間15分)
タカハシ ε180ED(500mm/F2.8)
Celestron CGEM
Canon EOS kiss X7i改(ISO1600)
IDAS Hα(12nm) filter
SI8、DN-AIで画像処理

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NGC2174

明るいのでかなり滑らかに写りました。

23区から撮る銀河 NGC2903

2021/02/07 23:26~ 900秒×12コマ(総露出時間3時間)

VIXEN VC200L (1800mm/F9)

Celestron CGEM

Canon EOS kiss X7i改(ISO400)

Sightron LPR-N filter

Dither+、Flatあり ステライメージ8とDenoise-AIで画像処理

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NGC2903

良く写った方でしょうか??

色味も少なくて、あまりきれいには仕上がりませんでした。

空のいいところで撮りたい。

 

今回、昼間のスカイフラットを使用して背景の処理をしていますが

いまいち合いません。

都内の空の光害被りは、夜その時のスカイフラットを使った方がいいかな。

ちょっと考えていることがあるので、今度トライ。

 

 

都内からクラゲにトライ

速射砲様様ですがそれでも4時間露出が必要でした。
ほんとは6時間撮ったんですが2時間分は没で。
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2021/1/19 22:03~ 露出900秒×16コマ(総露出時間4時間)
タカハシ ε180ED(500mm/F2.8)
Celestron CGEM
Canon EOS kiss X7i改(ISO1600)
IDAS Hα(12nm) filter
SI8、DN-AIで画像処理
 

 

23区内で天体写真を撮る

またまた新月期にもかかわらず天候不順が続いていますが

日曜日だけスカッと晴れたので、用事を済ませた後の22時ごろ、

都内自宅で望遠鏡2台を展開しました。

 

VIXEN VC200L + Celestron CGEM

Asker FAM180 + VIXEN SP-DX

 

N.I.N.A.のテストも兼ねていたんですが

けっきょくうまく動かず...Plate solvingが走りません。

ステライメージ+BYEに切り替えたものの、

アライメントを適当にとっていたため導入困難で設定をし直したり...

と無駄に時間を費やす羽目に。

 

おまけに気温が低く、ダウンを着込んでの観測でしたが

SP-DXのグリスが固化して動きが極端に悪く、ガイドできていなかったり。

なので、FMA180はファーストライトでしたが、評価のしようがない感じです。

すごいシャープなのは分かった。

 

遠征してこの結果だったら、泣きが入るとこだったので

自宅でやれたことは良かったということにしておこう...

 

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M15

2020/10/18 22:31~ 露出300秒*15コマ

VIXEN VC200L(1800mm/F9) + Celestron CGEM

Canon EOS kiss X7i (ISO1600)

Optolong CLS filter

SI8+Denois AIで画像処理 dark、flatあり

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小亜鈴星雲

2020/10/1 0:50~ 露出300秒*28コマ

VIXEN VC200L(1800mm/F9) + Celestron CGEM

Canon EOS kiss X7i (ISO1600)

Optolong CLS filter

SI8+Denois AIで画像処理 dark、flatあり

どちらも星像が縦方向に伸びており、

ガイドはものすごく安定していた(RMS 0.8”)ことを考えると

光軸ずれでしょうか...VC200Lの光軸合わせは厄介だ。

 

星像が伸びていたのであまり追い込んだ画像処理をする気にならず...

 

Denois AIは最近使い始めましたが、評判通りこれいいですね。

確かに苦手だと途端に破綻するみたいですが。

 

今度の週末は出かけられないので

VC200Lの星像検討と、SP-DXの分解清掃、FMA180のテストかな。

 

VC200Lの光軸調整はこれですかね。

https://reflexions.jp/tenref/orig/2017/06/21/949/